Special Contents 02

「 」に値する挑戦

プロジェクトストーリー
03

ベンチャー企業の成長に翼を。
株式上場の支援を通じて
日本経済の明日を築いていく。

Background

コーポレートガバナンスの向上と
信託銀行の関係とは?

信託銀行における、証券代行業務。これは、株主総会運営サポート等の株主名簿管理業務をはじめ、議決権行使対応プログラムなどの株主との対話支援、取締役会実効性評価、役員向け研修会などのガバナンス支援など、株式に関する総合的なソリューションを提供する業務だ。上場企業が守るべき行動規範を示した企業統治の指針であるコーポレートガバナンス・コードが2015年導入(2018年改訂)されたことにより、コーポレートガバナンスの向上と株主・投資家とのより質の高い対話が求められている。証券代行業務はその実践をサポートする業務と捉えることができる。これら業務を遂行するには、上場企業から「株主名簿管理人」として指名され、業務を受託する必要がある。「株主名簿管理人」の設置は、証券取引所が上場審査基準で義務付けているものであり、主に信託銀行がその役割を担っているが、三菱UFJ信託銀行は、国内トップクラスの受託シェアを誇る。

企業の成長、市場の活性化に向けて
信託銀行だからできること

株式に関する総合的なソリューションサービスの一つとして、三菱UFJ信託銀行が力を注いでいるのが、IPO( Initial Public Offerings=株式公開)支援、すなわち未上場企業の上場支援だ。ここ近年、IPOを希望する企業は増加傾向にあり、年間およそ100社がIPOを実現している。上場は、資金調達が容易になるほか、内部統制の整備、ブランド力の向上、人材確保など企業に多くのメリットをもたらす。また株式市場は、企業の成長に貢献するリスクマネー(投資家がある程度のリスクを負って投じる資金)供給機能を発揮することが基本であり、このリスクマネー供給を支えるのは、企業の魅力や成長性・将来性に着目して投資されることで形成される、厚みのある市場である。つまり、魅力的で優良な企業を市場に誘致することは、株式市場の活性化、ひいては日本経済の活性化にもリンクしてくるのだ。しかし上場の基準は厳格であり、上場コストも決して小さくない。さらに、実際の上場申請までに安定的な収益を確保し、継続的な成長を示していることも求められる。三菱UFJ信託銀行は、独自の「コンサルティング&ソリューションビジネス」のノウハウを駆使し、企業の上場に向けた支援を推進している。

Interview

最先端技術を有するベンチャー企業に対し
IPOに向けて最適解を導くことがミッション

現在の業務であるIPO支援は、主にIPOを志す新進気鋭のベンチャー企業に対し、会社法やガバナンスの観点から最適解を導き、上場を実現することをミッションとしています。担当は、約40社の未上場企業。AIや自動運転、仮想通貨といった最先端の技術を有するベンチャー企業が少なくありません。当社はこれら未上場企業から「株主名簿管理人」として株式に関する実務を受託しており(未上場企業は株主名簿管理人の設置義務はないが、IPOを志す企業は将来の上場を見据えて設置している場合が多い)、私は日々発生する株式実務の相談に応じる傍ら、IPOに向けた経営課題に対するソリューションを提案していく役割を担っています。

加藤 太一

証券代行営業推進部 IPO支援室
上場支援第2課
2013年入社 大学院経済研究科専攻

3年を費やしてベンチャー企業の上場を実現
全力で取り組み、心から感じた嬉しさと感動

担当になってから、3年の時間を費やして上場を果たした、あるベンチャー企業の案件は深く印象に残っています。ITを駆使した教育システムを開発している企業でした。IPO支援する対象企業の発掘は、専門チームが行いますが、一方で私たちも様々な機会を通じて、優良で成長性のある企業にアプローチします。このベンチャー企業はある展示会で私から直接声をかけた企業。その事業内容や技術開発力、成長性等がIPOに相応しいと思ったのです。先方もIPOに意欲的であったことから、具体的な取り組みが始まりました。上場実現のためには、会社法の遵守からはじまり、安定的な実績確保やガバナンスの確立など、様々な条件をクリアしなければなりません。一度目の上場申請の審査結果は上場延期。業績の停滞が大きな要因でした。私は信託銀行ネットワークをフルに駆使して、販路開拓をサポート。それによる業績回復で上場が実現しました。担当役員から「初めから、私たちを信じてくれたのは加藤さんだけでした」という言葉をいただき、心から嬉しさと感動が込み上げました。

AI技術を有する企業のIPO支援
ベンチャー企業の成長をサポートするやりがい

現在、上場に向けてサポートしているのが、AI技術のパイオニアともいえる企業。しかし、AIの分野は各大手企業が、独自に開発を進めている世界です。このベンチャー企業も大企業との提携解消やライバル会社の台頭など紆余曲折がありました。そうした中、私は同社が新たに開発したAIの技術を用いたドローンやロボットを導入する企業の紹介、また社内体制強化に向けたコンサルティングなど、上場に向けた最適解の提案を進めています。目指すのは、2020年開催の東京オリンピックでの自社製品市場投入であり、それを見据えた上場の実現です。過去の非常識が常識となり、より快適で便利な新しい社会の到来を予感させるのがベンチャー企業。ベンチャー企業の成長発展は、今後の日本経済にとって必要不可欠な要素であり、その一助になっていることに大きなやりがいを感じています。

「 」に値する挑戦

プロジェクトストーリー

01

Project Story

オルタナティブ投資をサポートする、
「ファンドアドミニストレーション」。
活発なM&Aの先に見据える未来。

02

Project Story

信託の枠組みを変え、人々の暮らしを変える、
「FinTech」を駆使して、
新たなプラットフォームの創出へ。

03

Project Story

ベンチャー企業の成長に翼を。
株式上場の支援を通じて
日本経済の明日を築いていく。