Special Contents 02

「 」に値する挑戦

プロジェクトストーリー
01

オルタナティブ投資をサポートする、
「ファンドアドミニストレーション」。
活発なM&Aの先に見据える未来。

Background

活発化するオルタナティブ投資

株式や債券などの伝統的な資産運用以外を対象とし、様々な金融手法を用いて投資を行うことをオルタナティブ投資という。世界的な金融緩和による低金利基調が続く中、運用手段が多様化し、投資リターンを上げる投資手法として20世紀後半から活発化した投資スタイルである。21世紀に入って金融市場が更にグローバル化し、加えてITの進化が、欧米を中心としたオルタナティブ投資の成長を後押しした。オルタナティブ投資には、先端的な投資運用技術を駆使して絶対的なリターンを追求する「ヘッジファンド」、未公開株を取得し株式公開等で売却してキャピタルゲインを得る「プライベートエクイティ」などがある。このオルタナティブ投資に関わるファンドを対象とした、ファンドアドミニストレーションと呼ばれているサービスがある。三菱UFJ信託銀行は、2013年にこの業界への参入を果たした。

ファンドの運営をサポートする
「ファンドアドミニストレーション」

投資という場合、個人投資家を含む誰もが参加・取引できる株式投資が一般的だ。しかしオルタナティブ投資のように自在な投資戦略を駆使できるのは、機関投資家や、資産運用会社のように、資金力のある投資家が主な資金の出し手となる。そして、彼らから資金調達を行い、オルタナティブ投資を実際に行う主体が、「ファンド」である。ファンドは、「私募」という形で、特定の投資家から資金を募り、投資のプロが運用を行い、リターンを分配する仕組みのことを言う。こういったファンドに向けて提供する事務サービスが、ファンドアドミニストレーション(以下、ファンドアドミ)である。三菱UFJ信託銀行は、顧客であるファンドの運用資産の時価算出、株式・債券等の約定代行業務、各国金融当局等への各種報告等の事務代行を行うレポーティング業務、法人格としてのファンドの運営管理など、運用以外の面で、ファンドの幅広い業務を受託している。これらの業務は、ファンド自身が、投資運用を円滑に行うため、並びに資金調達先である投資家への説明責任を果たす上で、欠かせない業務である。三菱UFJ信託銀行は、このファンドアドミサービスを主に海外のファンドに向けて提供しており、その事業拡大のため、今、積極的にM&Aを推進している。

Interview

「新しい信託銀行」への変化を生み出す仕事を
インベスターサービス事業が秘める大きな可能性

私は入社後、国内で法人営業を3年経験、その後5年半シンガポールに駐在し、東南アジア全域を対象とした営業活動に携わっていました。赴任が終了し帰国を間近に思ったのが、次は「新しい信託銀行」への変化を生み出す仕事をしたいということ。そこで着目したのが、当社が展開している海外におけるインベスターサービス(以下、IS)です。ISの業務を一言で言えば、ファンドや機関投資家の資産管理サービス。当社は、世界的な金融規制強化の流れの中、高い成長が期待されるファンドアドミ市場における競争力強化と規模拡大を目指し、2013年にこの業界の専業大手である米系資本のバターフィールド・ファルクラム・グループを買収、これを契機にファンドアドミ業務に本格参入を果たしました。当社の将来の柱となるべき事業であり、非常にエキサイティングと考え、自己申告による異動希望を提出、それが叶い配属されました。現在の部署は、IS事業の強化・拡大に向けて新たに発足したセクションで、ファンドアドミ業務に加え、ファンドや機関投資家の有価証券の保管、管理等のサービスを提供するカストディ業務の事業企画・営業推進を行っています。

花田 翼

インベスターサービス営業開発部
企画グループ 調査役
2007年入社 商学部商学科卒

同業他社を買収し事業の強化・拡大を図る
事業にコミットした
「戦略的買収者(Strategic Buyer)」として市場に臨む

現在私は、IS事業の拡大のために、主に海外の同業他社の買収を検討するチームに属し、買収先の発掘と選定、買収の実行、買収後の統合計画作成などを行っています。ファンドアドミ業界はM&Aによって市場シェアを拡大していくというのが、世界的なトレンド。この業界は大手金融機関から中小規模ファームまで、多くのプレーヤーが存在します。極めてニッチな業界であるため、どのようなプレーヤーが存在し、彼らがどのような経営戦略を持っているかを把握することには地道な調査が必要です。この業界は、通常の企業買収とは異なる部分が少なくありません。アドミ業界のプレーヤーには、プライベートエクイティが大株主になっている企業もあり、M&Aは「投資」の選択肢としての色彩が強い状況です。その中で当社は、単なる投資家ではなく「戦略的買収者(Strategic Buyer)」として、業界のM&A市場にアプローチしています。つまり、「同じ船に乗って一緒にファンドアドミ事業の強化・拡大を図る」ためのM&Aを当社は実施してきた歴史があり、市場では一目置かれる存在になりつつあります。

M&Aの積極的推進が顧客評価を向上させる
信託銀行の進化を牽引するドライバーでありたい

この業務の難しい点は、買収が当社IS事業の拡大に結び付くかどうか、予測・判断することです。将来を予測するには、買収候補企業の売主から提供されるデータや資料に基づいた綿密なデューデリジェンス(対象企業の資産価値・リスク・収益性などの詳細な評価・分析)は欠かせません。同時に、売主企業と直接会って売却検討の背景や事業運営の現状、将来見通しなどをヒアリングすることも大切です。少し視点を変えた言い方をすると、買収候補企業が、買収後、当社のIS事業の発展に協力してもらえるかどうか、肌で感じることが重要なことだと思っています。現在、検討中の買収案件がいくつかあり、全社一丸となって買収に向けて動き出しています。今後、当社IS事業のM&Aは、同業他社だけでなくITや隣接する他業種まで進めていくことで、顧客へ提供できるサービスの幅が広がり、必然的に顧客からの評価を高めることができると考えています。ファンドアドミを含む当社のIS事業が、グローバル市場において一定のプレゼンスを発揮することで、「新しい信託銀行」へ変化し進化する、そのドライバーでありたいと思っています。

「 」に値する挑戦

プロジェクトストーリー

01

Project Story

オルタナティブ投資をサポートする、
「ファンドアドミニストレーション」。
活発なM&Aの先に見据える未来。

02

Project Story

信託の枠組みを変え、人々の暮らしを変える、
「FinTech」を駆使して、
新たなプラットフォームの創出へ。

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Project Story

ベンチャー企業の成長に翼を。
株式上場の支援を通じて
日本経済の明日を築いていく。