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不動産部門
J-REIT会計事務担当
Bコース
久保田 亜希子
2003年入社 商学部出身
財務諸表の数字から、
ビジネスの実体を読む。
2003年入社 商学部出身
財務諸表の数字から、
ビジネスの実体を読む。
私が担当するのは不動産投資信託「日本版REIT」(J-REIT)と呼ばれている商品の事務代行業務です。不動産投信は投資家から集めた資金を、オフィスビルや商業施設などの不動産に投資・保有し、そこから生じる賃料などをもとに、投資家に配当として還元する金融商品です。一般に「日本版REIT」と言われているタイプは、ファンドそのものが法人の形態を持った「会社型」の投資信託(投資法人)で、株式などと同じように証券取引所に上場され、いつでも売買が可能です。この投資法人やSPC(特別目的会社)といった会社が私のお客さまになります。当社はお客さまの代わりに、分配金支払いなど入出金事務や、それに伴う会計・税務事務を受託することによって、手数料をいただきます。私たちの行う会計記帳が、お客さまの財務諸表や税務申告書のベースになるため、専門性が要求され、かつ間違いが許されない重要な業務です。
入社1年目の冬のこと。12月決算の会社が多いので、毎月の会計処理に加え、複数の会社の決算と物件の売買清算が重なり、業務量が通常の倍以上になっていました。当然のことですがその作業量を締切までにこなし、お客さまに資料を提出しなければなりません。まだ1年目の私でしたが、運用会社から資料をいただき、会計処理を一任される形で売買清算のいくつかを任せてもらいました。ときには夜遅くまで作業が続くこともあり、同じファンド担当の方に手伝っていただきながら、どうにか無事にこなすことができました。このときは忙しいなかにもただ表面的に仕事を流すのではなく、その背後にある取引の仕組みを理解するため、考えることにも時間を費やしました。また正確な仕事を心がけ、お客さまに「任せても大丈夫」と思っていただけるよう気を配りました。このときの経験はその後の自信につながりました。
ファンドに組み込まれているビルの会計処理の数字を眺めていてもいろいろなことが見えてきます。ファンドによって、保有資産の種類は商業施設、住宅、倉庫、ホテル・・・と多岐にわたります。たとえば商業施設であれば、歩合賃料を導入しているテナントの賃料収入が1・7月に増加しますが、これはバーゲン時期で売上が増収するためです。修繕費が増加していれば、テナントが退去している可能性があります。原状回復工事を行い、新規のテナント誘致を行っているはずです。また意外と身近にファンドの対象物件があり、ビジネスの構図が見えてくるのが興味深い仕事です。実は当社の本店ビルもリート物件だったりします。財務諸表に表れる数字は日々の企業活動の積み重ねで、その裏にはいろいろな要素が隠されていると思います。単に結果の数字を追うだけでなく、そこに至るまでの計算過程や、その裏にある企業活動に関わる人々の働きなどを考えることも大事な仕事なのです。
ここにいると会社の法人税や消費税の計算など、税理士が行うような仕事を経験できたり、ひとつの会社の誕生から消滅までの一生について、会計を通して見ることができたりと、とても貴重な体験ができます。不動産鑑定士や英語、公認会計士など身近に当たり前のように自己研鑽に励んでいる人も多く、良い刺激になっています。

たくさん感動して後悔のない人生を送ることがモットー。
特に会社に入ってからは時間を大切にするようになり、人との出会いはもちろん、映画や音楽、本など、ひとつひとつの感動を大事にしています。
いまのたのしみは、仕事帰りに同じ会社で働く夫と待ち合わせて、自宅近くの映画館でレイトショーを見た後、散歩をしながら帰ることです。