Trust Banker is Director.
受託財産(資産管理)
事業企画担当
Gコース
唐橋 満
1999年入社 経済学部出身
弓道で鍛えた集中力で何十兆円もの
巨額資金移管プロジェクトを成功させる。
1999年入社 経済学部出身
弓道で鍛えた集中力で何十兆円もの
巨額資金移管プロジェクトを成功させる。
幼いころから、漠然とではありますが、経済に関心がありました。経済学部に入学後、コーポレートガバナンスを研究するゼミに入ったことがきっかけで、会社経営、組織再編等に興味をもちました。私の就職活動時期は企業の統合・倒産が相次ぐ時代で、激動する経済社会をより実践的に捉えたいと思い、経営者や投資家から直接話を伺う機会の多い金融機関や商社を志望しました。なかでも財産管理などでさまざまなツールを持ち、お客さまの懐に深く入り込める信託ビジネスを選びました。まず支店で出納などの事務や融資を学び、その後投資企画部で外国株式のパッシブ運用(市場が効率的であるとの考えに基づき、市場の平均的なリターンを追求する投資手法)を担当、1回の取引で約100銘柄、300〜400億円の資金を動かしていました。証券業務部では、有価証券の時価会計決算(2000年4月から開始される事業年度に適用された会計制度)を行うための新たなシステムや事務フローの構築を担当しました。2001年6月からは旧UFJ信託銀行が受託する年金資産や証券資産を日本マスタートラスト信託銀行に移管するプロジェクトの立ち上げメンバーとして参加、それ以後現在まで法律改正への対応や業務アウトソーシングプロジェクトなどの受託支援業務のメンバーとしてやってきました。
日本マスタートラスト信託銀行は旧三菱信託、旧UFJ信託、日本生命、明治安田生命、ドイツ銀行(現在はドイツ銀行でなく農中信託)の5社の共同出資により、資産管理の効率的な事務処理、決済サイクルの短期化に向けた体制構築やコスト削減を主な目的として設立されました。移管プロジェクトでは主に外国株式・外国債券の移管を担当、その後の公的資金の移管業務も合わせると数十兆円という巨額な資産の移管業務に携わることができました。資産の移管と同時に、運用報告に必要な過去の売買履歴も移管するため、データ量は膨大なものになります。数十兆円という資産を間違いなく移管しなければなりません。そのプレッシャーは相当なもの。数ヶ月間にわたりテストを繰り返し、無事移管を成功させたときの喜びはおそらく他では味わえないものです。もちろん、移管後も報告書のフォーマットの変更や付加価値サービスの向上など、やるべき課題が次々と現れてきます。
私が携わった仕事で印象に残っているのは、ある外資系金融機関の有価証券の管理業務を当社にアウトソーシングするプロジェクトに参加したことです。5000億円クラスの有価証券を移管するため、外国人の担当と、英語の専門用語や言葉の捉え方の違いに苦慮しながら打合せを幾度と重ね、失敗のないように慎重に進めていきました。プロジェクトメンバーの一員としてシステムや事務運用の流れを構築し、リハーサルを3度行った上で、2004年12月に無事にカットオーバー(スタート)することができました。仲間はその日打ち上げに出かけましたが、当時結婚式を半年前に済ませたばかりの私は、プロジェクトの間ずっと帰りが遅かったので妻のフォローのため早々に会社を後にしました(笑)。ひと息つく間もなく別の金融機関のアウトソーシング案件や新規業務の案件などが次々と舞い込み、日々新鮮な気持ちで仕事を行っています。仕事においては、大変なこともありますが、責任の範囲が広い分、権限も与えられており、やりがいがあります。
社内結婚の妻も言っていますが、当社の人は本当に人柄がいい。上司も私の相談を受けると嫌な顔もせず真剣に、親身になって考えてくれるし、丁寧なアドバイスをしてくれます。また、まじめで何事にもきっちりしています。会社内だけでなく一社会人として見本にしたい人が多いです。

自分で言うのもなんですが、人がいいことが僕の取り柄。頼まれたら断れないタイプです。のろけではありませんが妻も同意見のようです。高校、大学を通じて弓道に熱中。3回生のときには弓道部の主将も務めました。弓道は集中力の勝負、ちょっとした気の緩みで当るものも当らなくなります。有価証券の移管プロジェクトも短期的な集中力が要求されますから、少しは弓道が役に立っているのかもしれません。証券業務は法律が毎年のように変わりますし、税金関係の知識も必要。外国の新しい商品もどんどん登場してきます。多くの知識が要求される奥の深い仕事ですから、いまはこの仕事を掘り下げていきたいと考えています。



仕事で使う資料は膨大になるので、プロジェクト毎にフォルダに分けて整理していま す。必要な資料だけ取り出して作業しています。