過去において、金融機関は事務職・一般職・特定職・総合職といった名称の移り変わりとともに、業務領域や期待役割を変化させてきました。旧三菱信託銀行では、地域限定総合職である業務職制度を導入し、職種による期待役割などの違いをできるだけ縮小してきました。その結果、営業や本部企画などで活躍する社員が多く出るなどの成果につながりました。また、旧UFJ信託銀行でも、特定職の活躍のフィールドを拡げるなどの制度改定を行ってきました。その2社が合併し誕生した三菱UFJ信託銀行では、職種制を撤廃し、新たに職群制度を導入しました。職種の区分を撤廃し一本化することで働き方の制約をなくし、これまで以上に社員の活躍の場を拡大していこうとするものです。
新卒社員は全員「アソシエイト職群」からスタートします。そのなかで高い能力を発揮している人は「プロフェッショナル職群」に移行し、当社を支える中核としての役割を担います。「プロフェッショナル職群」のなかからは、部長・次長といったラインのマネジメントを行う「マネジメント職群」に移行する社員もいます。
「アソシエイト職群」は、新入社員から難易度の高い専門的・基幹的な業務を遂行する社員まで幅広く所属する職群です。相応の責任をもって業務を受け持ち、成果責任を果たし、自ら創意工夫をこらして業務の効率化や改革まで推進することが求められます。上司の指示に従って決まった範囲の業務をこなせばそれで十分だということではありません。
両コースとも基礎的レベルから難易度の高い業務の遂行まで担うという点では同じ位置づけですが、2コース間では、期待要件の一部と勤務地要件の違いがあります。
「Bコース」は原則として採用地と同一地域内で勤務します。実務的な業務領域を中心とする担い手として期待しています。一方「Gコース」には勤務地制限がなく、全国への転勤があります。
「アソシエイト職群」は基礎的レベルでは、期待要件すなわち会社として求める働き方は「Gコース」と「Bコース」で一定の昇格とともに同じになり、同じ目標で評価されることになります。最終的に両コースの違いは、転居を伴う転勤の有無だけになります。
