最先端の投資理論に裏づけられた手法で
ベストパフォーマンスをめざす。

海外では、JPモルガンチェース銀行やバンクオブニューヨーク、メロン銀行といった大手商業銀行が、いわゆるカストディという形で顧客の資産管理業務を行ったり、フィデリティなどビッグネームの投資顧問会社が、アセットマネジメントという形で資産運用業務を行っている。
これに対して日本では、その両方を信託銀行が信託のフレームワークを活用しながら、年金基金や投資信託など機関投資家の巨額資産の運用・管理を一手に引き受けている。こうしたやり方は日本独特のもの。ある意味この業務こそ信託銀行のレゾンデートル(存在理由)といっても過言ではない。なかでも年金と投資信託は今後も成長が期待できる分野である。まず最近話題の年金資産については、運用利回りと年金拠出金の伸びを前提に、今後とも順調に伸びが期待できる。また投資信託は現在の日本の個人金融資産約1500兆円のうち、受託総額がまだ約60兆円に過ぎないことから、そのシェアが欧米との比較でみても極めて低い水準にあり、昨今の低金利の背景からしてもまだまだ伸びる余地がある。受託財産業務は信託銀行のレゾンデートル的業務であり、取扱量が今後拡大していくという2点においてまさに我々のコア業務ということができる。
受託財産運用部門で扱うプロダクトは幅広く、特定分野に偏らない「総合型運用機関」を基本方針に掲げている。企業年金、公的年金・公的資金、事業法人・非営利法人・金融法人等の資金、個人資金などさまざまな運用ニーズを持つ資金を取り扱う。運用のスタイルも、資金の性格に合わせてリサーチを重視したマネージャー運用や、計量モデルによるクオンツ運用、さらには従来型の運用資産(株式や債券)に加えることで、全体のリスクを抑えリターンを向上させることに寄与するオルタナティブ投資商品(オルタナティブ=「代替的な」という意味で不動産や商品ファンドなどがある)の活用までお客さまの特性に応じたポートフォリオ提案を行う。クオンツ運用については三菱UFJ信託銀行が、1988年に機関投資家としてはわが国初の金融工学特化型の民間研究所「三菱UFJトラスト投資工学研究所(MTEC)」を設立、金融における「資産運用」「リスク管理」という重要テーマに最新投資理論の枠を集めて解答を導き出し、その成果が運用に活かされている。


顧客ニーズに多角的にお応えするため、運用部門ではパッシブ型運用とアクティブ型運用それぞれに最適なパフォーマンスを追求していく。
パッシブ型運用では基本的に特定の指数(インデックス)の動きをベンチマークとして、これと限りなく同じ動きを追求する。たとえ市場がマイナスであってもそれと連動するのが正解という運用で、システムに負う部分も大きい。
一方、アクティブ型運用は特定の指数(インデックス)に対し、あくまでもこれに「勝つ」ことを目標とする。近年は運用手法も高度化・多様化してきており、お客さまからもより厳しい目で見られるようになってきた。信託銀行のなかでもファンドマネージャーやポートフォリオマネージャー、アナリストといった職種は最もインテリジェントなフィールドのひとつ。ミクロ・マクロの動きを読む論理的な思考力、大胆な決断力、洞察力など全人格的な能力が要求される仕事だ。我々は、市場価値の高いプロフェッショナルを数多く養成し、グローバルに通用する運用機関をめざしている。